2019年4月 朝日・東京・産経各紙の版建て変更

2019年3月末から4月にかけて、朝日新聞、東京新聞、産経新聞で、版次の体制が大きく変わりました。

〆切が早くなって、夕刊が当日配達される地域が狭くなりました。

以下の記述は、特記無き場合東京本社です。順次追加していきます。

  • 「?」は、うっかり確認し忘れたか、怪しい箇所です。
  • 「○○立」は、図書館を表します。「CVS」はコンビニエンスストアを表します。「○○駅」は、駅売店または駅構内のミニコンビニを表します。
  • 11~14版は朝刊、3, 4, D, E版は夕刊です。

社会全体の人手不足により、配達に携わる人が足りない、用紙など各種費用の高騰、何より新聞発行部数の減少などが背景にあると思われます。新聞社は、個別宅配の制度をいつまで維持することができるのでしょうか。

こちらも参照ください:新聞の〆切(降版)時刻の予想

朝日新聞

朝日新聞は、2019年4月1日から最終版が14版△になりました。また、13版だったエリアの多くが、14版に変わったようですが、全体としては最終版のエリアが縮小したようです。

場所版次地域印刷所
西武 本川越駅 13版→14版 埼玉 西部?→埼玉首都圏
立川市立中央14版→14版△多摩→多摩 野→野
立川市立中央 4版→ 4版 野→野
羽村市立13版→13版 多摩→多摩 野→Z
羽村市立 3版→3版野→野
新宿区CSV14版→14版△東京都心→東京四域T→T

こちらも参照:令和突入後の新聞紙面の変化① | 横浜新聞研究所のブログ

東京新聞

東京新聞は、 2019年4月1日から*11版が登場し、地域面の統合などがあったようです。

※2019年6月現在、西多摩地域は11版Sに戻っています。

場所版次地域
立川市立中央11版S→11版S多摩→多摩武蔵野
立川市立中央 D版→D版
羽村市立11版S→*11版 多摩→多摩武蔵野
羽村市立 D版→ D版

産経新聞

産経新聞は、2019年3月下旬に、最終版が15版から14版になったようです。14版のエリアは12版になるなど、全体的に〆切が早くなったようです。

時事通信の報道によると、所沢工場(印刷所記号: T)を閉鎖し、読売新聞の群馬工場と川越工場での印刷を開始しました。

なお、プロ野球の掲載状況から、12版の〆切(降版)時刻は、21時~21時30分頃のようです。

場所版次地域印刷所
新宿区CSV15版→14版東京
立川市立中央 14版→12版 多摩・武蔵野 T→K
羽村市立14版→12版
多摩・武蔵野 T→K

日経新聞

いつの間にか変わっていました。気づいたところだけ記録します。

場所版次地域印刷所
羽村市立3版→1版
2(立川)→2(立川)

日刊競馬

2019年2月から、首都圏の一部地域で、レース前日にコンビニ・売店等に「日刊競馬」中央競馬版が届かなくなったとのことです。

http://www.nikkankeiba.co.jp/topics20190110.html

  • 2019-04-22 公開
  • 2019-06-05 夕刊のことなど追記

「2019年4月 朝日・東京・産経各紙の版建て変更」への3件のフィードバック

  1. 仙台地区 朝日新聞 14版s, 読売新聞 13版、毎日新聞 13版統、産経新聞 14版、日経新聞 13版です。参考まで。

    • 健一様、情報ありがとうございました。
      茂木ネットワークセンター様の最近の調査と一緒ですね。
      https://moginwc.sakura.ne.jp/news_version.html
      産経新聞が最終版の14版なのはちょっと意外でした。また、朝日が14版なのも、河北新報が強い中、頑張っているなという印象です。

      • 返信ありがとうございます。日経新聞は以前は全日版の14版がありましたが、13版にグレードダウンしたようです。また朝日新聞は青森、弘前地区で14版Sを発行してます。

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