デザインに個性を出すな?

1年を振り返ってデザインとはどうこう……みたいな良く練られた話を読んで感化されたので、最近考えている「デザインと個性」の話について、短めにメモしておきます。

デザインと個性というのは、合わせて語られることが時折あります。特にフリーとか個人事務所でやっている人は、ある程度の個性がないと受注できなさそう(雑な理解)。

私は会社員のデザイナーをやっていて、新人とはいえない経験年数になってしまいました。仕事をするうちに、できるだけ個性は出さないようにしたいと思うようになりました。会社員という立場の他に、弊社は同業他社と比べて見た目がバラバラしているところは良くないかも……という意識もあります。今私の置かれている環境によって、この考えになったみたいです。

できるだけ個性を消して作ったとしても、それでもしょうがなく、大抵の場合は何か出てきてしまいます。癖とか、能力不足とかいうこともあるかもしれませんが、個性であったり、ステキなものであることもある。そう考えています。

さて。デザインは中国語圏では設計と訳しています。日本語では設計とデザインの語感がちょっと離れていますが、考える価値のある問題です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3 から引用。すなわちの後の方が長いので悪文と言わざるをえない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%AD%E8%A8%88 から引用。参考文献が皆無なので、うぃきぺの基準的に悪文と言わざるをえない……うぃきぺ……

さて(2回目、話が下手)。名古屋駅新幹線改札内には、タマディック創業者の森實千馬太氏が制定した「設計十訓」の広告が掲出されています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000027245.html から引用

年に1回は拝見して、機能美の楷書だなあと感嘆しております。字が上手すぎる。話が逸れました。この設計十訓の中には

7. 図面に個性を出すな

というのがあります。やっぱりね、個性を出そうという気持ちや姿勢は、適切とは言えないのですよ。

まとめです。仕事では今年も、内容が正しくて、表現が効果的で、整っていて、癖のないものを作ってまいります。

あんなグラデーション使いまくりなお品書き作っといて、あんな変な服を着といてよくこんなこと書けるな、とかいうツッコミはお待ちしてます。そういう話はしてみたい、今年はそんな気持ちです。

2025-01-03 公開