国土地理院の地図を見ていたら、たまたま見つけました。あまり知られていないようなので、思い切って行ってきました。
所在地 | 立川市栄町6丁目25 付近 [geo_mashup_map] |
設置日 | 1960年代? |
取材日 | 2017-06 |
数週間前に のの字な道 という、ラウンドアバウト等を取り上げるウェブサイトを見つけてから、道路や水道設備にとても興味が高まっております。
1970年代中ごろには、すでにこの円形(ロータリー)交差点は存在したようです(今昔マップ)。周りの道の細さを鑑みるに、この一帯の住宅街(区画整理された)のは、60年代かなあ。
記事頭の画像とは反対側、東から西を望む。通行方法を示すものは、中央島に置かれた矢印の反射板のみ。標識や路面表示も無し。
北側へ伸びる道。かなり狭く、交差点と呼べるのか少しあやしいですが、私道ではなさそうです。
交通方法をもう少し示したほうがいい気もしましたが、地域外の人は通らないから、別にこれでいいということなのでしょうか。
南側には公園が隣接し、住宅街にゆとりと緑をもたらす空間として、また、自動車の速度低下と通抜け交通を減らすことには一役買っているように見受けられました。
- 2017-06-05 初版
- 2017-12-22 体裁変更、地図差替え
素晴らしい!
ここはノーマークでした。参考にさせていただきます。
お褒めの言葉ありがとうございます。今回の発見は、本当に偶々でした。今後ともよろしくお願いします。
初めてお邪魔します。
地図を眺めていて偶然見つけた円形道路を調べている間に辿りきました。
「東京都昭島市東町1丁目」付近を見てください。
なんでこんな住宅街に円形道路があるんでしょか?
もしかして、本記事にあるような中心部があったが、交通の障害になるからと撤去された跡なんでしょうかね?
もしよろしかったら、調べてみてください。
コメントと、興味深い情報をありがとうございます。
地図を確認いたしました。どうしていままで見逃していたのかというほど、変な感じですね。
根拠はありませんが、少し西の玉川町三丁目にある「八清通り」の円形交差点(参考: https://tokyodeep.info/akishima-hassei-street/ )との関連性がありそうな気がしています。
時間を取って、調べてみたいと思います。
気になりすぎたので、雑に調査しました。
U.S. Army Map Serviceが1945-1946年に作成した「Tachikawa」の12,500分の1の地図には、中央島っぽいものが見えます。
URL: http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/japan_city_plans/
(この地図を見るといつも思うのは、「総力戦」とはこういうものなのかと、視覚的に分からせてくれる貴重な資料ですね)
今昔マップで確認したところ、第二次大戦の前は桑畑だったようです。
八清の円形交差点と同時期、戦中に作られた可能性が高そうです。
ヤガマニアです。
ご返信、調査頂きありがとうございます。
仰る通り、八清通りの円形交差点と同じ時期にできたのかもしれませんが、経緯が違う気がします。
八清通りの方は、どの時代の地図を見ても四方八方に道路が延びていますが、こちらは血管の血栓の様に普通の道路が膨らんだだけの様に見えます。
ご紹介頂いた米軍の地図をみると、円形部北側に細長い建物が見えます。もしかして、この建物で火薬などを扱っていてるための、防火用水用だったりして。
いずれにしても、とても気になる道路です。