自称日本デザインのジーンズ JAPRAG

自称日本デザインのジーンズ JAPRAG

2020-08-30
雑記

今年になって服飾へのフェチを自覚

自分語りのようなものから記事を始める。

今になって振り返れば、小学生のころからデニム生地フェチの気配はあった。会社員になって数年、特にここ数カ月は現金な話でアレなのだが、お財布に余裕が出て服や靴への散財がはかどるようになった。「着たい服がある」という漫画を読んだこともあるのだが、手元に変な服が集まるようになって自覚するようになった。

オタクだし服のことは興味がないと十何年思い込んでいたのだが、そんなにことは無かった。ボロボロダメージデニム、厚底の靴、ブカブカオーバーサイズのカットソーが1つ2つ3つと増えていくいや生えてくるのだ(似合わないのに)。

だけどああこうなるのだったら、大学生だった時に髪の毛を虹色にしておけば更に欲求の解消になったかもしれない。後の祭りだが、何事にも遅すぎることは無いので突き進もう。

見出しを付ける段階になって、これはデニム生地フェチと言っていいのではと思い、ウィキペディアのフェティシズムをちゃんと読んでみた。「著しい苦痛、または社会的、職業的な障害」は無いが、インターネットを触れ始めた頃にオーバーオールを蒐集している人のホームページを見ていたなあ。ジーンズ、特にダメージ加工されたデニム生地フェチなのは小学生のころからということか。ただ、中高生の時はジーンズを履くことはあまりなかったと思う。変に真面目過ぎたし多分にオタクだったのだ。

さて。そろそろ本題に入ろう。

風変わりなジーンズ ブランド名はJAPRAG

そんな性癖と散財欲、物欲とを満たすために、性癖に刺さる服を探してヤフオクやメルカリを中心にネットの海を時折徘徊していねのだが、ある日、楽天を徘徊していたらJAPRAGというブランドのジーンズを見つけた。

2万円近い値段はちょっと手が出ないが、JAPRAGという謎ブランドは記憶された。

2000年代後半から2010年ごろに流行したダブルウエストジーンズをさらに極端にした、トリプルウエストのデザインだ。ダブルウエストジーンズの例として適当に見つかったメルカリへのリンクを張っておく。

メルカリで見つけ購入

謎ブランドのことを記憶してから3カ月くらい経っただろうか。いつものようにメルカリを徘徊していたら、たまたまJAPRAGの服を見つけた。

左半分だけダブルウエスト風のゴテゴテしたデザインのジーンズだ。

33インチと二回り大きいので即購入はしなかったが、数日経ってまた見てみると、値下げされていた。そして売れていなかった。ちょっと可哀そうにも思われたので、買うことにした。

実際に買って、ジーンズの細部を観察すると、「アメリカ人※が思いえがいた適当な日本像」が実体化したものであって文化的な視点でも面白い。

※ロサンゼルス発のブランドらしいのでアメリカ人だと思うのだが、確証はない。Tokyo Designって書いてある(後述)ので、日本を志向しているのは間違いないはずなのだが、後述のなんか似ているブランドを見るとそうとも言えない気も……。

カタカナっぽいアルファベット

JAPが「ノタア」のように見える、カタカナっぽいデザインのラテンアルファベットだ。

謎のデザイナー Okishana Samoki

音の響きは日本語的だ。しかし漢字が思い浮かばない。試しに「Okishana」で検索してみてほしい。このジーンズしか出てこない。本当にJapan Designなのか……?

謎の漢字 帕瓦德尼姆


私のフォントオタク知識により、それほど迷わず見当をつけて読むことができた。「瓦」の2画目のハネや「徳」の字の横画が日本語の漢字とはちょっと違う。そうこれは中国語の漢字だ。Google翻訳で、中国語でなんと発音するのか調べてみた。

「カタカナっぽいアルファベット」の項目の写真を良く見てほしいのだが、ロゴに添えられてPower Denim Companyと書いてある。Power Denimを無理やり中国語にして、刺繍したということか。日本じゃないね。

ちなみに、デニムは中国語で牛仔布、ジーンズは牛仔褲という。カウボーイのズボン、だ。

謎のメッセージ

俺たちは、情熱を持ってジーンズを作る。そして、この情熱は熱狂的なお前らと共有してるってことを、俺たちは知ってるんだぜ

適当な意訳

そうですか。

謎のポケット風の何か

両膝に、ポケット風の部分があるが、右膝のコインポケット以外は「張りぼて」で、物は入れられない。いやむしろ右膝のコインポケットに物を入れられることに驚いた。

サイズが二回りほど大きいので自然と腰パン(死語かつ死んだスタイル…)になるのだが、リベットがちょうど膝にあたって履き心地が悪い。

2010年ごろの雰囲気

Web Archiveの中をいろいろと調べたところ、2011年にこのジーンズによく似たものが写った写真が見つかった。

2011年だと、日本ではホスト系やお兄系などの肉食系(?)なファッションに身を包んだ人がまだいた。シンプルかつ無難でスッキリと見えるファストファッションとは対極に位置するものだ。

似たようなデザインのジーンズ

JAPRAGのことを色々調べている中で、なんとなく似たデザインのジーンズを販売しているブランドがあることを知った。これらのジーンズはJAPRAGより購入が容易そうだ。

どういう関連性があるのかは全く分からないのだが、KOSMO LUPOはイタリア、cipo & baxxはドイツのブランドらしい。日本じゃない……何なんだろうか……。

結局、何も分からんというか、なんとまとめればいいか分からないのだが、このジーンズが日本で大々的に売られなかったのは間違いないだろう。着心地は良くないが一目で分かりやすく「変」なのは気に入った。生地が2枚重なっていて厚くて暑い感じなので、もう少し気温が下がったらパーカーにでも合わせてダボっとだらしなく着こなしたいと思う。

本人は満足しているしどうせ似合ってないのも自覚しているので、見かけてもそっとしておいてください。