豊橋の魅力的な銭湯たち

東三河の中心都市、豊橋。市街地には銭湯が2カ所残り、郊外にはスーパー銭湯もいくつかある。人口の割には、たくさんお風呂があって嬉しい街です。そんな豊橋の銭湯(一般公衆浴場)を3カ所(打ち間違いではないです)ご紹介します。

人蔘湯

(情報は2022年5月時点)ゆとなみ社の運営する銭湯です。駅から近くて綺麗で、初心者にもやさしいですね。

普通の浴槽は43度と熱め。蒸気浴とサウナがあり、サウナは200円。小さな薬湯の浴槽と水風呂もあり。

ロビーには全国浴場新聞あり。飲み物も豊富で、瓶で中央牛乳が飲めるのは給食と人蔘湯だけ!らしい。にんじんジュース320円あり。おススメです。

石巻湯

(情報は2023年1月時点)古き良きスタイルです。脱衣所と浴室が一体の構造で緩衝地帯がほとんどありません。

名古屋方の銭湯とは一線を画す作りで、やっぱり豊橋は名古屋とちょっと違う文化圏なんだなあと感じました。おススメです。

千人風呂

(情報は2023年5月時点)愛知県浴場組合非加盟の、スーパー銭湯ではない銭湯です。

  • 統制料金(銭湯の料金はスーパー銭湯とは異なり、物価統制令によって定められている、という話はググってください)
  • 木の下駄箱札
  • ドライヤーは20円入れて使うコインタイマー
  • ビル型ではあるが、きちんと湯気抜きの穴がある緩衝地帯がある
  • カランは押すとお湯が出るタイプ
  • 永久腰掛(緑色の一枚の板を曲げて作られた椅子をこう呼びます。普通の銭湯でみるものより、二回り大きいサイズで私ははじめて見ました。テンション爆上がり)
  • 床からタイルの長椅子が生えたスタイル(関西でよく見るやつ)の洗い場もあり

などの特徴から、スーパー銭湯でもサウナでもなく、あくまで一般公衆浴場の香りがします。

名前の通り銭湯としてはとても広いが、スーパー銭湯と比べるとかなり小ぶりという規模でしょうか。サウナは2つ、露天風呂もありますが、正直、設備の維持修繕に手が回っていないです。ロビーの端には段ボール箱が積み上げられて、独特な空気感になってしまっています。上級者向けではありますが、ロードサイド型銭湯は唯一無二の存在。車でのアクセスは良いので、通りかかったらぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

2023-06-15 公開