栄湯(小平市)

小川駅近くの渋い銭湯。

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番台式の昭和の銭湯。コインランドリー部分のテントが破れてしまっていますが、浴場内の富士山の立派なペンキ絵もかなり剥げています。いつまで持つかな……とちょっと心配になってしまいましたが、そんな心配したところで何もないので、お金を落としましょう。鮮やかなまっ黄色のタオル、200円なり。

それにしても、広い脱衣所です。フロント式に改築すると、ロビーの面積が必要になるのでその分脱衣所が狭くなっちゃうんだなというのが発見でした。

縁側には、動くんだかどうだか分からない、おかまドライヤーとコイン洗濯機もありますが、どうやらトイレは無いっぽい……?

ときおり番台には誰もいなくなり「スミマセーン」というお客さんの声が響きます。そんなユルユルな空気です。

浴槽は、ジェットと普通の2つ。サウナ無し。石鹸シャンプーの備え付けはあり。

脱衣所が広いこともあるのか、天井がとても高く感じられます。浴室の方は、体育館のような曲線をえがいています。窓も多いような気がします。

訪れたのはちょうど夕方。まだ蛍光灯は全くついておらず、美しい光で満たされていました。

この銭湯の一番の魅力は、脱衣所と浴室の間のガラス(天井に近い部分)に摺りガラス風に描かれた、胸が露わな女性のイラスト。ちょっと人魚風の雰囲気もあり、すこし性的かもしれませんし、今のこののんびりした雰囲気にはちょっと浮いてる気もします。それもまた良い。