10月末のとある日の仕事終わり。夜の東京をフラフラしてたどり着いた、座敷と舞台のある黒湯の銭湯。
東京都大田区蒲田1-26-16
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蒲田駅の方から、飲み屋などがある細い道をフラフラと北上。闇に輝く「ゆ」の文字が見えてきました。
階段を上ってフロントでお金を払って脱衣所へ。新し目で、いつも使っているご近所の新しい銭湯と似ている雰囲気。カラン周りも新しめの銭湯って感じだけど、石鹸類の備え付けは無いらしいのがちょっと意外(まあ持ってきたから良いけど)。
さあ入ろう。湯舟はなぜかヨーロッパ風で透明でちょっと肩透かしを食らう。全部黒いわけじゃないのね。3つ並んでいて、真ん中から脇へ湯がじゃばじゃば流れ落ちている。けっこう熱めで44度くらいかな。
お待ちかねの黒湯は、屋外にある露天風呂でした。こちらは42度くらいか。5cm先も見えない漆黒の黒湯。最高。
黒湯の浴槽の脇には、肩へジェットが噴射される打たせ湯。スイッチを押すと一定時間、湯が落ちてきます。
黒湯の黒さ具合が面白くて、何回も出たり入ったりを繰り返しました。手足の先まで血が通ってむずかゆくなるような感覚が面白い。
湯から上がったら、上の階にある座敷へ行ってみました。ちょっと暗めで舞台が付いた座敷では、酒盛りが行われていて、地域のコミュニティの場となっているもよう。
焼きおにぎりと味噌汁を注文。もうずいぶん遅いので、軽めの夕食にしました。
舞台は空いていればカラオケが1曲100円で歌えます。また、週末には演歌歌手の舞台がよく行われているらしい。
のんびりとおにぎりをつついていると、1人のおばさまが舞台に上がって、演歌を哀しげに歌いはじめました。
ああ、銭湯ってしぶいなあ。