2017年3月 JR八王子支社ダイヤ改正 時刻表を読んで

2017年03月04日(土)に実施される、JR八王子支社ダイヤ改正について、時刻表を読んでの感想です。

八王子支社のリリース

2017年3月ダイヤ改正について

改正日

2017年3月4日(土)と、やや早めです。

西武鉄道など、3月25日(土)に実施する会社もあります。

中央線

全体的に、変わる箇所は少ない印象を持ちました。

(1) 列車種別や時間帯、始発駅を見直し、利便性の向上と混雑緩和を図ります

  • 東京始発新宿21時49分発の通勤快速高尾行き増発(快速電車を振替)
  • 新宿駅22時代の列車を東京始発新宿23時08分発の快速高尾行きに振替

23時08発に振り替えられる電車は、現在のダイヤで、新宿22時56分発の電車です(運用が変わっているので、ずばり「これ」とは言いにくいですが)。思ったより、近い時間帯でのお引っ越しです。

  • 新宿始発の特別快速2回を東京発に変更

変更される中央特快のすぐ後の快速電車が、東京始発から新宿始発へと短縮されます。つまり、この時間帯の東京~新宿間で運行される本数は増えません。

また東京発の時刻では、青梅行き最終電車が23時50分から24時00分へと、10分繰り下げられることになります(20170225追記)。もしかしたら、こちらの方が恩恵としては分かりやすいかもしれません。

私はこの時間帯・この区間に乗ったことがあまり無いのでよく分かりませんが、本数が増えないのなら、劇的な混雑緩和はされないだろうと思います。

(2)お帰りの時間帯、高尾から大月方面への列車間隔を改善します

「4本列車を抜き出しているが、1本目の列車の時刻が10分以上異なるのが気になります。増回はなさそうなので、他の時間帯ではかえって間隔が開いているところもあるかもしれません」

と、時刻表発売前に書きましたが、見事その通りになりました。やったね!

「高尾18時04分発大月行きを、18時45分発に41分遅くさせる」のが実態のようです。増発はありません。平日の17時代の下りでは、高尾発で10分以上発車時刻が繰り下げられ、運行間隔が崩れる時間帯があります。しかしながら、途中駅での退避を高尾にずらしたような形なので、相模湖駅以外の利用者には恩恵の方が大きそうです。

(3)中央・総武線各駅停車の始発・終着駅が変わります

時刻表発表前の記事をご覧ください。時刻表を見たうえでのコメントは特にありません。

(4)特急列車の停車駅を見直します

改正後の東京時刻表の時間割でも、上野原、長坂は消えてません。なのに全て「レ」印。悲しい。

2.南武線

そういえば先日、青梅線から南武線へE233系1編成がお引っ越しして、編成が統一されました(それに伴い、「迷」編成が誕生したそうですね)。これにともなう全体的なスピードアップということなのかもしれません。なお、昼間時(快速運転時間帯)以外での時間短縮はほぼなく、現在のダイヤのままです。

平日の朝間時、電車の運行順序の入れ替えがありますが、それほど大きいものではありません

上り

稲城長沼での待ち合わせを登戸に変更するもの。報道発表では時間は変わらずでしたが、時刻表上では1分短縮。各駅停車では、退避はないのに運行間隔を調整する電車があるものの、時刻表上では平均1分短縮です。

土休日の快速は1分短縮、下りと異なり、登戸1か所だけでの退避です。各停は時間調整もあって平均すると所要時間は現行通りです。

下り

武蔵溝ノ口から、稲城長沼へと退避駅が変わります。

平日は、快速、各駅停車とも平均すると所要時間はほとんど変わりません。

土休日の快速は2分短縮、稲城長沼に加えて、武蔵中原でも退避します。各駅停車はなんと平均7分も所要時間が伸びてしまいます。遅延時の回復などの余裕時間を増やす方針なのでしょうか。

その他

「中央線が変われば青梅線の運用も変わるのは明らかです」

と自信満々に書きましたが、ほとんど変わっていません。はずれました。

運用番号も変わりません。河辺~青梅間に根拠なく注目していましたが、平日の夕間時に、青梅行と河辺行の順序変更がありました。目の付け所は我ながら良かったですが、その程度でした。

八高線は、平日夜間時に交換駅の変更が1か所ありましたが、あまり大きな変更ではありません。運行間隔がちょっと改善されるかもしれません。

中央本線の運用は、今後余裕があったらもう少し読み込むかもしれません。

八王子支社と関係なくなりますが、今回のダイヤ改正で打撃が大きいのは内房線と高崎近辺ですね。とくに内房線は毎時3〜4本と間隔が崩れてしまいました。

利用者にできることは、公共交通に乗ろう! 乗って支えよう!