しんぶん赤旗 とは

日本の歴史ある左派政党、日本共産党の政党機関誌の説明です。日刊で16面(通常時)でブランケット版(朝日、読売などと同じ大きさ)と、正統機関誌としては随一のボリュームです。広告は少なめなので、一般紙の16面に比べると、記事の行数は断然に多いです。国民運動や党活動と、いかにも機関誌らしい記事もありますが、普通の新聞と同じく、国際面やスポーツ面、社会面、ラテ欄もあります。

文体

何と言っても一番の特徴は、記事が「ですます調」です。ここ数十年、どんどん文字拡大を重ねてきた一般紙は、冗長な表現をやめるなど、字数削減の努力を続けてきました。大きな逆流と捉えられるかも方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、これはひとえに読者を想ってのことなのです。ですます調にしたのは、1960年代からの伝統で、読者からの「赤旗の記事は堅い」という声がきっかけでした。それ以外にも、「いっせい地方選」や、天皇に「陛下」は付けないなど、独特の言葉遣いが多数あります。

組版

1面のみ12段の12字と主要な全国紙と一緒ですが、下部の広告と段間の罫線がありません。とてもすっきりとした印象を受けるのではないでしょうか。それ以外の多くのページは15段の10字詰め、スポーツ面は11字詰めと、なんとか収容字数を増やそうとする努力が垣間見れます。書体は毎日書体の太ですが、横組用のかな書体は使っていません。

印刷・配達

印刷を行っているのは、「あかつき印刷」。労組の機関誌の印刷も多く扱い、日本共産党中央委員会のすぐ近くに工場があります。独自網で宅配を行っていて、毎朝、同志の皆様によって配られています。値段は1部130円、宅配3497円/月とやや高めです。各地の共産党地区委員会に赴けば買えると思いますが、顔を合わせたくない場合は、千駄ヶ谷(最寄りは代々木駅)にある日本共産党中央委員会に行きましょう。建物の裏口脇に古びた自動販売機があり、後述する日曜版と併せて購入できます。

しんぶん赤旗日曜版

概要

タブロイド版で約36面、自称日本で最も部数の出ている週刊誌(紙)です。1部210円、宅配823円/月とこちらもやや高めですが、それ相応の記事を作ろうとする努力は見られる…と私は思います。1面はその時々で日本共産党が主張している政治的な話題になり、解説記事、インタビュー、有識者の話など読み応えのある内容です。それだけで終わらないのが日曜版のすごいところで、各界の有名人へのインタービューや生活関係の記事、文化、小説、漫画、クイズ、お便り…と、てんこもりに情報を詰め込んでいます。
特に決まった段数は無いものの、10字詰めにしていることが多いです。見出しの一部にはマティスやロダンNTLGといった一般紙ではまず目にしないような書体が使われています。字に色や縁を付ける例もありますがそれほど下品になっていないのが凄いところだと言えるでしょう。

意見

個人的には、1部売りの電子版が出たら選挙の前の期間とかは買って読みたいと思っているんだけれど、日本共産党中央委員会さんやりませんかね……2駅隣の某宗教団体機関誌だって電子版始めたって言うんだし……。質問のメールを送ったところ、「研究はしている」と、すごく丁寧かつ共産党的言い回しがかぐわしい文面のメールが返ってきました。党員でもないのに迅速に対応いただき、感謝申し上げます。また、実際に第27回党大会の演説をepubにして配信してくれました。有言実行、流石です。

 

  • 2016-05-13 初版
  • 2017-06-12 修正

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